オールセラミック治療とは、セラミックを使用して作った被せ物を装着する治療です。
治療の特徴
1. 金属を使用しないので審美性に優れている
2. 強度は金属よりも強い
3. 体にリスクの少ない材料なのでアレルギー反応を起こすことがない
4. バイオフィルムが付着しにくい
白い被せ物の種類と特徴
当院ではオールセラミック(ジルコニア・e-max)、CAD / CAM 冠を用いています。
診査、検査を行って、治療する部位などで被せ物のタイプを使い分けています。
|
強度 |
審美性 |
透過性 |
バイオフィルム付着 |
体への影響 アレルギー反応 |
部位 |
治療回数 |
料金 |
オールセラミック ・ジルコニア ・e-max |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ 付着しにくい |
◎ なし |
前歯 臼歯 |
3 |
¥ 88,000 ~ ¥ 110,000 |
CAD/CAM 冠 |
△ |
○ |
△ |
△ 付着する |
△ 可能性あり |
臼歯 |
3 |
保険 |
* CAD / CAM 冠 :健康保険適応の白い被せ物
オールセラミック治療後のメンテナンス
白い被せ物を行った歯は、定期的な管理(メンテナンス)が必要です。
症例紹介
ジルコニアを用いた被せ物< 前歯 >
患者の年齢・性別: 26 歳、女性
主訴:上の前歯( 2 歯)を白くして欲しい
治療方法:ジルコニアを用いた前歯被せ物
処置前に行う事前処置:歯周基本治療
検査及び診断結果:補綴物(被せ物)の不適合
治療計画:陶材焼き付け金属冠をジルコニアに変更
どのような患者に対して治療を行ったのか:上の前歯の色が気になる患者に対して
治療期間:1 か月
治療回数:3 回
実際にかかった費用:¥ 220,000 (税込)
*ジルコニア 2 歯 ¥ 110,000 × 2 歯
主なリスク、副作用:知覚過敏
e-max を用いた被せ物< 臼歯 >
患者の年齢・性別:37歳、男性
主訴:奥歯の銀歯を白くして欲しい
治療方法: e-max を用いた臼歯被せ物
処置前に行う事前処置:なし
検査及び診断結果:銀歯による金属アレルギー症状
治療計画:銀歯を e-maxに変更
どのような患者に対して治療を行ったのか:金属アレルギー症状がある患者に対して
治療期間:1 か月
治療回数:3 回
実際にかかった費用:¥ 176,000 (税込)
* e-max 2 歯 ¥ 88,000 × 2 歯
主なリスク、副作用:知覚過敏
ジルコニアを用いた被せ物< 臼歯 >
患者の年齢・性別:37 歳、男性
主訴:奥歯の銀歯を白くして欲しい
治療方法:ジルコニアを用いた臼歯被せ物
処置前に行う事前処置:なし
検査及び診断結果:銀歯による金属アレルギー症状
治療計画:銀歯をジルコニアに変更
どのような患者に対して治療を行ったのか:金属アレルギー症状がある患者に対して
治療期間:1 か月
治療回数:3 回
実際にかかった費用:¥ 220,000 (税込)
*ジルコニア 2 歯 ¥ 110,000 × 2 歯
主なリスク、副作用:知覚過敏
ジルコニアを用いた被せ物< 臼歯 >
患者の年齢・性別:45 歳、男性
主訴:奥歯の銀歯を白くして欲しい
治療方法:ジルコニアを用いた臼歯被せ物
処置前に行う事前処置:なし
検査及び診断結果:齲蝕
治療計画:銀歯をジルコニアに変更
どのような患者に対して治療を行ったのか:齲蝕治療と同じ時期に銀歯をジルコニアに変更
治療期間:1 か月
治療回数:3 回
実際にかかった費用:¥ 110,000 (税込)
主なリスク、副作用:知覚過敏